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上は、北陸地方で最も古い鉄道駅舎 近代歴史遺産「戸出駅」
      上杉謙信かかしが、お隣・中田町の「中田かかし祭」をPR中
戸出町観光ボランティア申し込み
2017/12/10(日)、城端線開通120年記念シンポジウム
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2017/12/10(日)、城端線開通120年記念シンポジウム
「どう創る 地域の未来と公共交通」
が南砺市「じょうはな座」にて開催されました。


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実行委員長挨拶。座席は7~8割埋まっていました。すごい。


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「地域の未来は変えられる」
 ローカルジャーナリスト 田中輝美氏

田舎にある鉄道の再生事例をたくさんご紹介いただきました。

いまや、ローカル鉄道の6割が乗客数を増やしているそうです。

今後しばらくは人口減少の時代となりますが、
鉄道に乗る人を増やすのではなく、
鉄道に関わる人を増やすのがポイントとのこと。

わたらせ渓谷鉄道の「コラボグッズ」や、
天竜浜名湖鉄道の「車両のカレー」などの紹介いただく。

面白いですねー。将来、城端線沿線でもやってみたい。


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「南砺の未来と城端線の価値」
 地域エコノミスト 藻谷浩介氏

アメリカ合衆国南部における有数の世界都市・ダラスでさえ、
中心市街地は廃墟のようになって人がいなかったそう。

これじゃイカンということで、
まちの賑わいを作り出すために赤字覚悟でLRTを走らせた。

お陰で、中心市街地に店舗や住居が誕生し、賑わいが戻ってきた。
と、いったお話でした。


クルマ社会だと思われてきたアメリカでさえ
LRT、公共交通の方向に向かっている。

先進国ならどこでも、
クルマと公共交通は「移動する手段」として同等に扱われている。
日本だけが立ち遅れている、と。


# ちなみに、ダラスを走っているLRTは日本製。
# 高岡市でも社会実験が行われ、将来走るかもしれない
# 架線レスのリチウムイオン電池式の車両。

また、
「城端、福光、福野や砺波市では子どもが減少しているが、
五箇山にある平地区では子どもが増加している。」

という主旨のお話も印象に残りました。

本当なのか、何故なのか。いつか詳しい人に聞いてみたい。
地域活性化のヒントがありそうな気がします。


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パネルディスカッションの様子

コーディネーター 富山大学副学長 中川大氏
     パネリスト 地域エコノミスト 藻谷浩介氏
           ローカルジャーナリスト 田中輝美氏
           南砺市長 田中幹夫氏
           RACDA高岡会長 島正範氏


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戸出からは”えだせんがぁるず”の「戸出ちゃん」も参戦。


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「じょうはな座」ロビーで開催されたパネル展、ジオラマ、
グッズ販売店も大盛況。


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鉄道唱歌の城端線版。
最近、ハブられがちな戸出も取り上げていて嬉しかった。

戸出の町は庄川の~
伏流水が涌き出でて~
天の川へと注ぎ込み~
七夕まつりもにぎやかに~♪♪


・・・なかなかのセンス。考えてあります。素晴らしい!




# by toidemachi | 2017-12-13 18:00 | 城端線
「城端線開通120周年記念シンポジウム」ポスター完成
2017/12/10(日)に開催される
「城端線開通120周年記念シンポジウム」のポスターができました!
「城端線開通120周年記念シンポジウム」ポスター完成_c0016003_18075507.jpg

藻谷浩介氏の講演はいつも面白いですね。
「地域に暮らすからこそ伝えられる」田中輝美氏の講演も楽しみ♪

富山大学に新設される「都市デザイン学部」の中川大先生の
コーディネイトによるパネルディスカッション。

RACDA高岡からの発表にも期待!

12/10は南砺市「じょうはな座」へGO!


# by toidemachi | 2017-10-22 18:08 | 城端線
120周年記念、JR城端線・氷見線スタンプラリー
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今年で全線開通120周年を迎える城端線は、
富山県内で最初にできた鉄道です。


全線開通120周年を記念して
「各駅めぐり&スタンプラリー」が実施されています。


夏休みになり、親子でスタンプラリーをまわり、
戸出駅で降りられるかたも、ちらほらいらっしゃるようです。


まるで地元が首都圏になったみたいです。

素敵ですね!!


スタンプラリーは2017/10/31まで

詳細はこちらからどうぞ(砺波市観光協会さんのページ)↓

城端線・氷見線観光ガイド↓

# by toidemachi | 2017-08-13 18:00 | 城端線
戸出の「能作」さんで、鋳物師体験!
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今や世界的企業となられた「能作」さん。

移転され、新社屋が2017/04/27(木)にオープンされました。

早速、新しい能作さんで鋳物師体験(要予約)をしてきました。

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世界に誇る高岡鋳物。

そのルーツを辿ると、前田利長公によって7人の鋳物師が
戸出の西部金屋から高岡へ招かれたことから始まります。


西部金屋は、現在の庄川(古くは中田川と呼ばれた)のそばにあり
鉱石などが手に入りやすく、製品の搬出にも便利だったのです。

また中世の越中(富山県)の政治の中心であった
守護代・神保氏が代々居城とした増山城からも近かったため、
室町時代、西部金屋は大変栄えていたようです。


・・・そう!

新しい能作さんの社屋は、400年の時を越えて
鋳物師たちの故郷・西部金屋のほどちかくへ戻って来られたのです。

面白いですねー!


工場見学(要予約;無料)もさせて頂きました。

砂の違い、砂および金属原料のリサイクルの仕組み。
製品の研磨の様子など、大変興味深く見学させていただきました。


最寄り駅であるJR戸出駅からは徒歩33分(2.7km)。

ちょっと遠い。

戸出駅に電動アシスト自転車が用意されて、
自転車で能作さんへ行けるようにしたいものですね。

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ロビーにはさまざまな型が展示

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富山県内各地の魅力的なスポットも紹介



# by toidemachi | 2017-05-25 16:53 | 戸出の紹介
「戸出野開御印状を読み解く」2017/05/23

今年2017年は、1617(元和3)年の戸出の町立てから数えて
400年目の節目の年を迎えました。おめでとうございます!

今年、戸出地域では様々な団体・グループによって
様々なイベントが企画され、地域全体が喜ばしい年を祝います。

生涯学習団体「戸出を知る会」さんでは、
本多俊彦先生(高岡法科大学准教授)による歴史連続講座を企画されました。

先生は、加賀藩筆頭家老・本多政重から数えて
本多家第16代当主となられる予定でおられるとのこと。スゴい!


第一回目となる2017/05/23(火)の講座では
「戸出開町400年」の根拠とも言える
「戸出野開御印状(といでのびらきごいんじょう)」
の解説が行われました。(於:戸出コミュニティセンター2F・多目的室)

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この「戸出野開御印状」の差出人も本多政重(横山長知との連名)
です。なんて最適な講師選定なのだろう、と再度感動。

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・今は縦20.0cm×横111.5cmという横に長い状態で保管されているが、
 これは上下2つに切られた後、横に繋げられたものである。

・折紙と呼ばれるもので、机の上では書かず、
 紙を持った状態で書かれた。

・大正時代の時点では、元の形状を保っていた。

・普通この紙はこれほどまでに黄色くやける筈がない。
 額に飾られていた時期に、日の当たる場所にあった筈。

・他の元和3年頃に加賀藩へ出された開墾許可申請の場合は、
 「市」を立てる旨は書かれていない。
 また通常では差出人欄は横山長知のみ。

・横山長知は総務全般、本多政重は重要な事柄の場合に署名していた。

・「(満)」の印は、前田利光公の許可を表す。

・戸出は他の開墾願いとは異なり、
 「戸出野開御印状」が発行された時点で、
 ある程度のまちにする、ということで重要である扱いを受けていた。

などなど。

書状一枚からこれほど多くのことがわかるとは思いませんでした。
たいへん興味深い講座でした。

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次回以降の講座も面白そうですね。

次回からでも申し込めば受講できると思います。
ご興味あられるかたは是非、どうぞ。

公開講座ですのでお気軽に!



# by toidemachi | 2017-05-24 16:21 | 戸出の紹介